176,緑青色(ろくしょういろ)
緑青は銅の酸化物で複雑な組成を持ち、発色は多様である。


左の写真は孔雀石の断面　　　　右は自由の女神。
自由の女神の鉄骨に取り付けた銅板から緑青が生じている。

神田駿河台のニコライ堂のドームは美しく緑青色が発色しています。
建設費の多くをロシア人が献金したと言われるニコライ堂は、駿河台のシンボル的な存在だったと思われますが、今では高層ビルの谷間にひっそりと佇んでいます。
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長谷(鎌倉)の大仏にも緑青色が見られますが、黒色が優勢です。
海岸に近い、銅合金の成分が違うなど様々な理由で、
美しい緑青ができるとは限らないようです。

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